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2015年9月

2015年9月29日 (火)

第三話/はぶ、ゆー、えばー、しーん、ざ、れいん

こんにちは。
菊千代です。

今日は生憎の雨です。
こちらの世界では昨日から雨期に入りました。
それからというもの、ずっと雨が降り続いています。

地球では大雨が降る事で災害に繋がったりしますが、それはこちらでも変わりません。
寧ろ、こちらの方が頻繁に水害には見舞われます。
本当に日常茶飯事の様に思います。

しかし誰もその事を恨んだりはしません。
水害に限った事ではないのですが、自然災害は常に我々と共にあるのです。
日常の一つと化してもいる。

勿論、それにより大切なものを失う事もあります。
しかし、それを無理に否定しようとはしません。

所詮、この世は飛花落葉であり、全ては行雲流水の如く。

命には限りがあり、限りがあるからこそ尊いのです。

地球にいる時は、どちらかと言うと「死」は否定すべきものだと僕は思っていましたし、地球人はその様な感覚の方が多いのではないでしょうか。

しかし、こちらの世界では「生」も「死」も、どちらも自然の営みの一つにしか過ぎません。

「生」も「死」も我々の生活のすぐ傍に位置しています。

だからこそ、常日頃において「生」という未来が尊ばれ、同時に「死」という過去もまた尊ばれもする。

どちらが正しいのかはわかりませんが、少なくとも僕はこちらの方が水に合っている感じがします。

そして、こちらの世界では、それら全てを「くやほが」に委ねてもいる。

「くやほが」とは何なのか。

地球で言うところの「神」の様なものでしょうか。
いや、「神」以上の存在と言った方がいいのかもしれません。

世界は常に一つであり、全てである。
その一つとは「くやほが」であり、その全てもまた「くやほが」なのです。

そして我々の存在は「くやほが」の一部でしかなく、また我々の歴史も「くやほが」の一部でしかない。

そのような信仰ともいうべきものが、この世界を支配しているのです。

地球の方々にはちょっと解り難いのかもしれませんね。
僕も最初は戸惑いました。

しかし、こちらの世界ではこれが当たり前なのです。
そして、その当たり前に身を委ねる事で案外と、僕にとっては水が合ってしまったという感じでしょうか。

地球の外にはこんな世界があったりもするんですよ。

2015年9月26日 (土)

第二話/ざ、はうす、おぶ、らいじんぐ、さん

おはようございます。
菊千代です。

今日は本当にいい天気です。
僕の家は頗る日当たりが良く、天気のいい日は余り遅くまでは寝ていられません。
眩しさと暑さで嫌でも起きざるを得ないのです。

そう言えば、僕が以前に住んでいた地球では太陽光を利用してエネルギーを作り出したりしてましたね。
しかし、こちらの世界ではそんな事をする必要はありません。
そもそもガスも電気も何も無いのです。

それでも皆、何不自由なく平穏に暮らしています。
正に、五風十雨という感じでしょうか。
余り欲張ったりしなければ、何事も順調になるものです。

こちらで生活するようになってからというもの、その事を痛感するようになりました。
地球人は贅沢ばかりしてるなって、つくづく思います。

かく言う僕も地球に居た時は随分、贅沢もしました。
その事をこちらの方にお話すると興味津々で聞いて貰えます。

そうなんです。
実は僕、こちらの世界では結構な有名人だったりするんです。

地球の話をこちらですると皆さんに喜んでもらえて。
それで多くの方々から沢山の頂き物を貰えるんです。

こちらの世界は地球と違って貨幣経済ではありません。
完全に物々交換、或いは物と労力の交換、後は、余ってるところから足りないところへの譲渡。
それらで成り立っているのです。

そんな中で地球の事をお話しする事で、必要な物を手に入れる事が出来る僕は本当に恵まれていますね。

今思うと、こちらに来て良かったなと、心底思います。
地球に居たままだったら、僕はどうなっていたのでしょう。

ふと、そんな事を思ったりもしますが。

さて、次回は何のお話をしましょうかね。

2015年9月25日 (金)

第一話/自己紹介

こんにちは。はじめまして。
源 菊千代と申します。

僕の遠い先祖は地球という星の日本という国において、ものすごく有名な一族でした。

しかし、今、僕が居る、この世界で僕は一人の地球人でしかありません。
今、僕が居る、この世界は次元の狭間にあり、様々な次元から、様々な人やら、様々な物やら、あらゆるものが迷い込んで来る。

かくいう僕も十年程前にこの世界に迷い込んで来たのです。
当時の僕はまだ大学生でしたが、学校には殆ど行かず、毎日、毎日、飽きもせずに合コンばかりしていました。

そのバチが当たったのでしょうか。
気がついたら、この世界に迷い込んでいたのです。

それから十年程の年月が経ち、この世界に来た当初、独りぼっちだった僕にも、今や大切な家族も出来ました。

実はこの世界には地球で云うところの結婚の様な儀式はありません。
しかし子孫を残す為に必要に応じて共同生活が許されているのです。

そして今、僕は精霊の星出身のパートナーと二人の子供達と四人で生活をしている。

僕の家族の事を含め、この世界の事をこれから、僕という存在を通して出来るだけ沢山、この物語の中でお伝えしていきたいと思っています。

どうぞ末永く宜しくお願い致します。

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